大都市制度(特別区設置)協議会 第8回概要 ~ 区割り決定 4区B案~
大都市制度(特別区設置)協議会(以下協議会)の第1回(平成29年6月27日)から最終回(は、まだですけども)までの各回の議事録及び資料を纏めていきたいと思います。
今回は8回目(平成30年2月22日)、「(1)副首都・大阪にふさわしい大都市制度《特別区(素案)》について」になります。 内容は区割りをどうするか、ですね。
今回は冒頭から区割り案について話し合いが行われました。維新の辻委員から意見表明がまず行われ、維新としては4区B案にしたいということでした。理由としては、
・区の数においては独自調査などで分析した結果、住民の声において区の数をもって区割りの優劣が決まるとみなす有効なデータは出なかった
・人口や財政のバランスがよく、よりその規模の安定性を評価
・A案、B案の比較で、リニア中央新幹線などの延伸で将来的に発展が期待できる新大阪駅周辺の一体性を考え、淀川区と東淀川区が一緒となるB案がより支持を受けた
・区割りB案は、区長会から当初の区割りA案に対して第1区、第2区が淀川をまたいでおり、防災、一体的な行政運営、新たな地域コミュニティー形成、これら課題対応のためのコスト増の観点から、強い疑念がある等の意見が示され、修正された案であること。
というのが維新が4区B案に決めた理由になります。
自民・共産は特別区に反対なので区割りに関しては意見無し。で、公明は意見無しということで協議会では特別区の区割りは4区B案ということで話が進むことになりました。その後、協議会事務局から国との折衝などの話があり、散会となりました。
なんとなく不穏な感じがありますね。不穏というのは特別区の制度的なことではなく、協議会の進行です。花谷委員が結構しつこく、採決を求めてるんですよね。
「前回の法定協議会の議論を見ていただいたとおり、維新の会の皆さん以外、全員がこの特別区設置に否定的でした。反対だと表明されていました。もはや議論する必要はないと、直ちに採決をしていただきたいと思います。」てな感じで。公明の動きも気になりますね、本当。この第8回では何も発言してないし。どうにもキナ臭い。さて、第9回以降はどうなるのか。楽しみ半面、怖いですね。
以上で終わります。
(ようやく追いついた)