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粉屋の大阪to考想

大阪都構想否決を受けて、その辺をだらだらと書いてみます。大阪の政治状況も併せて書いていきたいですね。Twitter: KONAYA @PAN_KOYA

維新の党の分党騒ぎの軽いまとめ2 ~ おおさか維新の会と維新の党の政治闘争 ~

この稿では以下の略称を使います。

 

おおさか = 国政おおさか維新の会 

大阪維新 = 地方政党大阪維新の会

結系   = 維新の党

 

 今回は、維新の党が2016/3/27に解散したことを受け、昨年からの分裂騒ぎ、政党交付金恩支給額の決定までのまとめを書きたいと思います。あとおおさか維新の会についてもちょっと触れたいと思います。

 

 維新の党の分党騒ぎの軽いまとめ - 粉屋の大阪to考想

 

 2015年10/21以前の分裂騒動は上に纏めています。この稿ではそれ以降の分裂から維新の党解散(民進党結党)。そして2016/4/1の政党交付金支給額決定までの時系列の整理とそれらの解説をしたいと思います。

 

 

2015年

10/14 夜 維新の党は執行役員会を開き、片山氏と馬場伸幸衆院議員、東徹参院議員の計3人の除籍処分を決めた。

10/15 維新の党の松野頼久代表は15日の記者会見で、橋下徹大阪市長が結成する新党への参加を表明している遠藤敬国対委員長代理や松浪健太選対委員長ら衆院議員9人と、地方議員ら153人を新たに除籍(除名)処分にしたと発表した。

 大阪維新の会大阪府総支部ごと、維新の党から除外。

10/20 平成27年分政党交付金の10月分の請求及び交付額(総務省)

   (維新の党には国から政党交付金6億6619万円が支給される予定だった)

10/24 おおさか維新の会側 維新の党臨時党大会を開催

   10/24 維新の党臨時党大会の決議内容の考察 - 粉屋の大阪to考想

   (維新の党臨時党大会の詳しい内容は上記リンクから)

   橋下さん、Twitterにて維新の党の政党交付金の国庫返納を示唆

10/31 おおさか維新の会 結党大会

11/5 知事選告示日

11/8 大阪市長選告示日

11/22 W選挙投開票日 松井知事、吉村大阪市長当選

12/9 維新の党執行部、おおさか系と改革結集の会の会派離脱を認める。

 維新の党は9日、除名した馬場伸幸氏ら大阪系議員と、離党を認めた小沢鋭仁氏ら衆院議員計19人の会派離脱届を衆院事務局に届け出た。これを受け、新たな会派として、馬場氏ら13人が「おおさか維新の会」を、小沢氏ら4人が「改革結集の会」をそれぞれ結成した。残る2人は無所属で活動する。

12/12 おおさか維新の会 党大会(橋下代表辞任)

12/18 橋下さん、大阪市長を退任

    平成27年分政党交付金の12月分の請求及び交付額(総務省)

 維新の党には国から政党交付金6億6619万円が支給される予定だった)

 

   「維新の党」円満解決合意文書 署名

 国会内で維新の党の松野頼久代表と今井雅人幹事長が「維新の党 松野グループ」代表として、おおさか維新の会の片山虎之助参院議員と馬場伸幸衆院議員が「維新の党 橋下グループ」代表として、「『維新の党』円満解決合意基本事項」と題された合意書に署名した。

 合意基本事項

 1. 野党再編のためにお互いが協力して進めること。
 2.「維新の党」は円満解散する。
 3. 新党結成後の新党名については「維新の党」は野党再編時まで「維新の党」名を継続する。「おおさか維新の会」はそのままの名称を継続する。
 4. 今年の「維新の党」へ交付された政党交付金残高の中から、両新党が必要な金額を精算し、残金はすべて国庫に返納する。
 5. 一般党員から集められた党費についてはすべて返還する。

維新、「円満離婚」とは程遠いドタバタの内幕 | 国内政治 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

2016年

1/21 政党助成法に基づく政党の届出(平成28年1月1日現在)の概要(総務省)

2/26 維新の党、民主党合併合意

3/25 改革結集の会、衆議院事務局に会派解散届提出

   総務省改革結集の会が政党交付金給付の資格喪失を通達

       改革結集の会、党代表変更(小沢議員の秘書?)

3/26 おおさか維新の会 党大会 

3/27 午前:民主党党名を「民進党」に変更(総務省)

      維新の党 民進党と存続合併により解散(総務省) 

   午後:民進党結党大会

3/28 改革結集の会から小沢鋭仁衆議院議員、おおさか維新の会に入党

4/1 平成28年分政党交付金の交付決定(総務省)

  「改革結集の会」に特定交付金の交付決定(総務省)

 

 おおさか維新の会、維新の党、改革結集の会の時系列は以上になります。

 

  2015年の10月14,15日に、維新の党執行部は大阪維新の会大阪府総支部を維新の党から切り離す決定をする。結果として、大阪維新の会総支部に所属する国会議員・大阪地方議員160名以上が除籍になったと発表しました。これをなぜこのタイミングで行ったかというと、11月5,8日に大阪府知事、市長選の告示日だったからです。維新の党にはこの10/14,15の分裂騒動の五日後の10/20に総務省から政党交付金6.6億円が入る予定でした。分裂騒動で凍結されちゃいましたけど。大阪維新の会総支部を維新の党から切り離したことにより、おおさか側は政党交付金の支給が受けれないことになります。この時点での維新の党の思惑としては、これにより大阪維新の会はW選挙を戦う軍資金がなくなる。またおおさか系の国会議員が、大阪維新の会の地方議員や支部の金が維新の党本部から支給されないことにより突き上げられることを期待していたのだと思います。政党交付金からは国会議員の支部だけではなく地方議員の後援会に寄付が送られますから。

 あの分裂騒動で維新の党執行部が期待したのは、大阪維新の会所属の国会議員と地方議員を揉めさして、内部分裂を起こさせる。もしくは内紛によりおおさか系国会議員が、維新の党執行部に詫びを入れて戻る事を予想していたのだと思います。もし戻る場合は当然、大阪系から役職を取り上げて結系で執行部を固めるつもりだったんでしょうね。仮に戻ってこず、分裂したら政党交付金と会派に入る立法事務費が議員分数(毎月4000万円前後。これらは維新の党が会派離脱を認めない限り、入り続けます。)入ってきますからね。しかも維新の党の金庫も全てです。対するおおさか系は金庫は空で、政党交付金も立法事務費も無く、素寒貧です。これを狙っていたんでしょう。

 維新の党は結の党と日本維新の会が合併した党です。この合併の時、結の党が持ってきた「持参金」は1668万円。日本維新の会のは9億8171万円です。1700万に足りないお金で、これらのお金を江田一派、結系は手に入れようと思ってたんでしょうね。

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平成26年度維新の党政治資金収支報告書 総務省

 まあ平成27年度は大阪で特別区設置協定書住民投票もありました。その時かなり政党のお金を使ったらしいので、この分裂騒動時の維新の金庫にいくらあったかはわかりません。しかし政党交付金だけで13億以上にはなりますからウハウハです。元手はたったの1700万ですから。政界わらしべ長者ですね。

 後、なんでこんなに結系が金がないかというと単純で、結系の政党支部に全部「飛ばし」たからです。

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 結の党解散時の政党収支報告書(平成26年)

2014年(平成26年)9月19日に結系と日本維新の会が合併し、維新の党は結党されました。結の党の支部への寄付総額は1億4914万円。9/11、12に駆け込み分だけで2980万円支部にすっ飛ばしてます。結の党はみんなの党から除籍された江田が立てた党です。2013年12月18日に結の党を結党していますが、この2013年の結の党の政治資金収支報告書を見ると、収入4万2035円で支出が同4万2035円。金庫は空でした。中学の部活か!翌年の2014年に政党交付金が半年分1億7千万入って、収支報告の収入が1億9382万円。結構なもんですね。でも政党としてはこの程度の資力でした。同年平成25年(2014年)の日本の維新の会の収入総額は44億8723万円ありました。本当になんで江田なんかを拾ったのかと。

  江田個人の政治団体は以下になります。

 

 維新の党神奈川県第8区支部

 憲政研究会 

 江田けんじフォーラム21

  

 基本的にこの団体間をお金が回ってますね。この辺は興味ある人は調べてみてください。選挙事務所とか面白そうなんだけどなぁ。最後の事務所の奴以外は神奈川県の選管に全部あるので。

 

 こんなわけで、この頃の維新の党の結系執行部はバラ色の未来を夢見ていたんだと思います。しかしそうは問屋は下ろさず。この江田の姑息な仕掛けに動揺はなく、大阪維新の会は一枚岩でした。

 

 ここからおおさかの反撃が始まります。

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 まず10月24日に橋下さんの「政党交付金国庫返納」砲が炸裂!

 次に同日、おおさか系による維新の党臨時党大会。

 詳しくは上のリンクの私の記事を読んで頂きたいですが、この臨時党大会で決まったことを箇条書きすると以下になります。

 

「党大会の招集の正当性及び成立について確認する大会決議案」

「党大会規則の一部改正案。」 

維新の党代表及び執行役員会の不存在についての大会決議案」

「10月以降の代表及びその他の役員並びに執行役員会並びに処分権者と名乗る者の行為の無効を確認すると共に党の収入に関することを有効とする大会決議案」

「党規約の一部改正案」

「新代表選出」

大阪都構想をめぐる活動に要した経費一切を本年度予算から支払うことをを確認する大会決議案」

維新の党解散決議案」

「代表を自称する松野 頼久氏の機関としての自署や押印する権能を党大会が新代表に授権する決議」

 

 これらの決定を維新の党の新代表として選出した、おおさか系の馬場新代表に一任。この一任ってとこがミソですね。この党大会の各決議で結系執行部を無効にし、維新の党の解散、維新の党の松野代表の権限及び書類作成の権限も全て奪ったことになります。

 

 しかし、大阪維新には党本部からの支援はありませんでした。

 だが大阪維新は金は無くとも支持はある!

 11月22日の大阪府知事大阪市長のW選挙で維新勝利!!

 

 

  吉村市長に2016年3月30日に嫌味を言われる始末w

 

 その後、おそらく両派の間で協議重ねられたことと思います。そして12月9日に、維新の党執行部がおおさか系と改革結集の会の衆議院会派離脱を認めます。この後、18日に和解をするわけですが、実質的にこの時点で「手打ち」はできたということになります。この三日後の12月12日におおさか維新の会は、最初の党大会を開き橋下代表が辞任。松井新代表が選出されました。政党での御自身の役割はここで終りと判断されたんだと思います。

 そして12月18日に、おおさか側と結系の間に「「維新の党」円満解決合意文書」の署名が交わされます。

 合意基本事項

 1. 野党再編のためにお互いが協力して進めること。
 2.「維新の党」は円満解散する。
 3. 新党結成後の新党名については「維新の党」は野党再編時まで「維新の党」名を継続する。「おおさか維新の会」はそのままの名称を継続する。
 4. 今年の「維新の党」へ交付された政党交付金残高の中から、両新党が必要な金額を精算し、残金はすべて国庫に返納する。
 5. 一般党員から集められた党費についてはすべて返還する。

 

  この合意を見てみましょう。

 1はどうでもいいですね。結系の戯言です。

 2がなぁ。これについては後述します。

 3.これの維新の党の部分は2にも関連しています。これも後述。

 4.政党交付金の中から維新の党、大阪維新の会双方の必要な金額、つまり政党の本部、支部の経費は出す。それ以外は維新の党解散時に国庫に返納。これが維新の党が解散した時に本当に返納されたのか?という部分があります。今年の分なので来年の政治資金収支報告書の話になりますが、公開されたら確認を取りたいと思います。(解散分で今年の公開があるのかな?)ただなぁ。結の党の時のようにおそらく結系の支部に全部飛ばしてるんじゃないかという疑問も持っています。

 5 これは履行されてるのかな?

 

  この「円満解決合意」が成された。これが何を意味をしているかというと、大阪系が仕掛けた維新の党臨時党大会が有効だったということです。あの臨時党大会が無効なら結系はこんな合意を結ぶ必要はありません。ほっとけばいいんですから。おおさか系の会派離脱も認めず、おそらくおおさか系が要求した政党交付金の返納も認める必要はありません。おおさか系が何を言おうが協議すら応じず、ガン無視でいいわけです。維新の党の金庫についてもおおさかにどうこう言われる必要はありません。しかし結系側は弁護士の意見書やらなんやら出していましたが、あれらには何の法的な意味合いはなかったということです。弁護士の力量でも、おおさかの勝ちーと言ったところですね。

  この同日、12月18日に橋下さんは大阪市長勇退。後顧の憂いなく、次の道へ進めるかと思ったのですが・・・。

 

 年が明けて2016年2月26日。維新の党と民主党の合併が発表されました。これについては以前書きました。

 

pankoya.hatenablog.com

 ただここでは、民主党に一人を残して、残りが全員新党を作ってそこと維新の党が合併という形で書いています。報道ベースで書いたわけですが、実際は民主党が党名を民進党に変更し、維新の党が解党して民進党に存続合併する方式がとられました。

政治資金規正法に基づく政治団体の届出事項の異動の届出(3/27届 総務省)

民主党 → 民進党

政治資金規正法及び政党助成法に基づく政党の解散の届出(3/27届 総務省)

維新の党 → 解党、存続合併

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 存続合併が何かというと、この表のA党が「民進党」。B党が「維新の党」になります。これのメリットは何かというとA党、B党が受ける政党交付金が合併以前と同じ額が100%受け取れることです。1人党方式だとこの辺がうまくいかなかったんでしょうね。というかその辺を民主党執行部は考えて無かったのか、内部で突きあげられて変更したのか・・。維新の党とおおさか維新の会の場合は「分派」になります。これが後々の禍根になります。ここに書いてるようにB党がおおさか維新の会になるわけですが、B党であるおおさか維新の会には議員数割の分の政党交付金は入ってきまん。得票数割の分はおおさかの分も含めて維新の党に入ります。分割の形を分党になぜしなかったのか・・・。この辺詳しくは後述します。

 

 3月25日に改革結集の会は、小沢鋭仁衆議院議員3/28に大阪維新に合流。)一人を残して民進党に合流。この際、改革結集の会は小沢さんの政治団体の会計責任者が代表になっています。この後の4月1日には改革結集の会に特定交付金が交付されています。大丈夫だとは思うんだけど、この辺きっちり会計処理されてるのかな?

 

 では民主党に話を戻して最後まで書きたいと思います。3月27日に民進党結党大会が結党され、維新の党は解党されました。私が問題とするのはこの時点での政党交付金の分配です。その前に政党交付金の算出を確認します。 

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 (総務省|IV 政党交付金の額の算定と交付手続

 上の表にあるように政党交付金の半分は議員数割、その政党の議員数に応じて配分されます。残りの半分はそれぞれの政党に所属する議員が得票した票数をそれぞれ累積して、それに応じて分配されます。政党交付金の半分は国会の議席に応じて、残りの半分は国民の投票数に応じてということですね。

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 政党助成法に基づく政党の届出(平成28年1月1日現在)の概要(総務省)

  2016年の政党交付金を算出するための議員数割と票数割の表になります。これを元に2016年の各政党への政党交付金額が算出されます。ここで大阪維新の会、改革結集の会は「-」になっています。私はこれを誤解していました。私はこれを見て、おそらく総務省に申し入れをして維新の党解散までは保留なのだろうと思ってました。しかし現実はそうではなく、このままの計算で票数割の分は全て維新の党に入る形で総務省は計算するということだったんです。それがはっきり分かったのは、総務省からの4月1日の政党交付金の交付決定発表でした。結局、民進党維新の党が合併したことにより、維新の党のおおさか分の得票数割は民進党に入ることになりました。

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      (平成28年分政党交付金の交付決定(総務省)

 これを見ると大阪維新の会の得票数割は0円です。

 あほかああああああああああああ

 単純に議員数割と得票数割を50%:50%と捉えれば、おおさかに入る政党交付金は、議員数割の4.85億円の倍の10億円ぐらい入ってるはずです。おおさかは得票数は多いので、10億以上には確実になります。(得票割の自民とそれ以外を比べてみてください)これはおおさか維新の会が民進党に毎年、五億円の寄付をしているのと同じです。おおさかと民進党とで、上下(うえした)を考えれば10億違うことになります。国会議員の擁立に一人2000万円かかるとしたら、候補者数で25人×年数分変わってくることになります。本当に与党になる気があるのかと。なんで、泥棒に追い銭くれてやってるんだよ。政党交付金の使い道というのは単純に選挙の為にあるわけではありません。その目的は企業からの寄付によらず、政党が健全に成立するための国からの補助です。(まあ企業献金は自民も民進も受けてますけどね。おおさか維新の会は禁止にしてますが。)政党交付金というのは政党の支部にも使われます。しかし政党交付金が通年の半分しかないということは、支部の維持すら危ぶまれるということです。これで夏の衆議院参議院のW選挙に勝てるの? 今回の大阪のW選挙は勝てましたが、この5億を取れなかったのは確実に候補者の数の差、選挙運動の力の差になります。民進党はその分だけ強くなる訳ですが。

 まあでも、安倍さんが夏に夏の衆議院参議院のW選挙に舵を切るようなので、まだましにはなります。政党交付金は一括で交付されるわけではなく、4・7・10・12月の年4回に分けて交付されます。よって八月にW選挙が開かれるのなら4・7月の二回が交付されるだけです。「被害」としては半分の2.5億円というとこですね。政党交付金は選挙後は再算定されるので、おおさか維新から民進党への「寄付」は夏の参議院選で再選されない参議院議員の分だけになるかと思われます。それでも充分すぎるけど。今回改選しない東徹、清水貴之藤巻健史室井邦彦の4人の参議院議員です。この分は、ずっと民進党に議員割を食われるってことです。おおさか維新の会の議員数は20名で議員割が4.85億円だから、4/20として1億円か。改選は三年後だから計3億円の「寄付」を民進党にするってことですね・・・。3億あったら色々できただろうにな。まあしゃあないか・・・。

 

 これが何でこんなことになったかというと、「「維新の党」円満解決合意文書」の合意内容がダメだったからです。おおさか維新の会側が交渉材料を持っていたのだから、もっとおおさかに有利な合意をしてたらよかったのに。


2.「維新の党」は円満解散する。

3. 新党結成後の新党名については「維新の党」は野党再編時まで「維新の党」名を継続する。「おおさか維新の会」はそのままの名称を継続する。

 

 合意事項の2でも、維新の党が民主党と合併するなら合併するでいいんです。それなら、存続合併ではなく、解散した上で合流する形でないと認めない合意をしておけばよかったのにと思います。それが受けれ入れられないのなら、大阪維新の会が分派という形ではなく分党という形にしておくべきでした。分党の場合、金銭的な絡みがあります。例えば党が持つ政党交付金以外のお金も分けるとかそういう事ですね。でもそれは維新の党に一任する形で交渉していればよかったのにと思います。結果としては同じというより、よりひどいものになっているわけですから。馬場さん、上手く纏めれなかったのかなぁ。

 

 4. 今年の「維新の党」へ交付された政党交付金残高の中から、両新党が必要な金額を精算し、残金はすべて国庫に返納する。

 

 維新の党と大阪維新の会のお金の流れは、昨年の分の政治資金収支報告書が公開されるまではわかりません。しかしこの流れを見ていれば、まあ全部、維新の党にとられたっていう所なんでしょうね。人がいいのもほどがあるだろうと思います。まあそれが魅力ではあるんですが。でもこのままだと与党どころか安定した野党の議席数の確保すら無理です。もっとしたたかにおおさか維新の会にはなってもらいたい。ならなければいけません。結論としておおさか維新の会と結系の騒動は、おおさかが試合に勝って、勝負には負けたってところなのかなぁ。おおさかが名は取れたけど実は持っていかれたってとこですかね。まあ小利に走る江田さんの小物っぷりが光る選択です。

 

 でだ!

 江田だ!

 結局、江田が何かというと小役人なんだよね。この人は住民投票否決直後に維新の党党代表を辞任しました。これに関しては色々擁護をする人もいるでしょう。責任をとったとかね。でもそうじゃない。この人は元官僚です。官僚としては有能だったんだと思います。でもそれだけです。組織のトップになれる器じゃない。官僚を私は尊敬をしています。しかし、官僚というのは自分の立場を守るし、所属する組織を守ります。リスクが発生すると即座に責任を誰かに渡して、とんずらします。三つ子の魂百までってとこですね。維新の党でも当時の松野幹事長に代表を押し付けてとんずらです。その後は院政をひいて、動かしてたんでしょうけど。松野さん個人は私はどうでもいいです。この記事で完全に見限ってますから。

www.sankei.com

松野頼久代表は臨時党大会終了後、記者団に「新党で維新スピリッツをどう生かしていくのか」と問われ、「維新スピリッツとは何か分からないが、少なくとも身を切る改革、行政改革、徹底した税金の無駄遣いをただす精神は民進党の中で実現したい」と答えた。

 

 維新の理念も理解してない人が、維新の党代表に就いてたことに残念な想いがあるだけです。自分が率いる組織に敬意を持たない人間を、私は軽蔑します。嘘でもいいから政治家ならなんか言えよと思います。江田に言われたから代表をやってましたってだけのことです。で、江田さんですが、この人はみんなの党で自分がされたことを、おおさかに対してやったってだけなんですよね。それも自業自得でしたが。まあ江田憲司の今後に期待するのは、第二の小沢として民進党をゴタゴタさせてくださいってところだけですから。政党の合流・解散だけが芸の政治家です。だからそこだけは期待しています。

 これでこの稿を終わります。

 

あんまり関係ないけど蛇足でおおさか維新の会に日本維新の会の位置づけについて少し書いてみたいと思います。ご興味あればお読みください。

youtu.be

党規約|党について|おおさか維新の会

1:56:58からの橋下さんの日本維新の会大阪維新の会での位置づけの説明とおおさか維新の会の党規約から私の理解を示します。

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 おおさか維新の会には常任委員会があります。役目としては党の国会対策の執行と党運営全廃に関する統合調整を行うことになっています。司令塔と言ったとこですね。

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 この常任委員会ですが、常任役員と日常任役員から構成されます。常任役員は基本的に大阪維新の会から選ばれます。非常任役員は大阪維新の会以外の都道府県総支部が推薦する者(特別党員(議員など)に限る)から、日本維新の会総会における互選により、代表が指定する数の非常任役員が選任されます。こう見ると日本維新の会の地位が低く見えます。しかし現行日本維新の会に所属する地方議員、国会議員の数は微小です。よってこの構成で当面の運営は問題ないと思います。

 ここからは私の考えですが、おおさか維新の会が全国的に大きく勢力を伸ばしたとします。その時、日本維新の会に所属する大阪以外の維新議員の数は地方政党大阪維新の会を数を超えているでしょう。この時に大阪維新の会日本維新の会に十分な役員の数を渡さない場合は、日本維新の会がおおさか維新の会に対して反乱を起こせるシステムにしていると思っています。そういった点で面白いシステムだと思ってます。またそういう面でこのシステムは、おおさか維新の会が成長するまでの過渡期のシステムだとも思っています。

 最終的には日本維新の会大阪維新の会が入ることになるんでしょうね。その際に、おおさか維新の会はなくなり、日本維新の会が国政政党になっているかもしれません。また逆に日本維新の会がなくなり、全てのご当地維新の会がおおさか維新の会の元に同列になっているかもしれません。どちらにしてもそういう形になるまで、おおさか維新の会が成長してくれることを願います。