大阪市役所労働組合への私見
反対のチラシ持って
— 大阪市会議員 ホンダリエ (@hondarie) 2020年10月18日
活動されてる方から
市の職員でした
とニコニコとご挨拶されました、、、
みおつくしマーク入りの
ロゴバッチをつけておられました
守るべきものがあるのでしょうね#大阪市 #大阪市廃止 #特別区設置#賛成 #反対 #大阪都構想 #都構想
さて、前にちょっと気になってたことがあって、それが上のツイートです。ほうほう、大阪市を退職された元職員さんが特別区設置住民投票の反対運動をされておられる。なるほどなるほど。というわけで今回はこの元職員の政治活動についてさらっと調べてみました。
退職された元職員さんが反対活動=政治活動をされているわけですが、現在の大阪市では大阪市役所にお勤めしている現役の方は反対運動はできません。
詳しくは上記サイトを見て頂くとして、基本的に現役は「本条例は、職員に対して制限する政治的行為を定めるとともに、職員の政治的行為の制限に関し必要な事項を定めるため、制定されました。」とあるようにできません。これが無ければ、大阪市役所の労働組合をはじめとしてフル回転してたでしょうけど。
さてでは、退職された方たちがどういう組織に集まってやってるんでしょうか?その一つが大阪市職員退職者会になります。
まあ他にも一杯あるんですが、それはおいおい。トップページからこれですもん。
「「大阪市廃止・分割構想」にNOを!!」「◇大義なき住民投票」「◇住民投票では「反対」と記載を」
いやぁ、かましておられる。前回はどうだったのかなーと思ったら前回の住民投票も同様に反対されてますな。堺市長選でも頑張っておられたようで。
https://osaka-akarui.com/wp/wp-content/uploads/2015/04/20150421_381_omote.pdf
前回も中心として頑張って反対運動されてたんですね。前会長になる有元さんが載ってますね。
ふむふむ。大阪市職員退職者会のHPをつらつら見てたんですけどトップページに「2019年度定期総会資料(活動方針・予算) <クリックする>」とあるので見てみました。
大阪市職員退職者会の総会資料なんですけど第1号議案が「2019年度活動方針」と。
「(1) はじめに
安倍政権が進める政治は、「嘘と忖度と記憶喪失」で塗り固められたような異様な事態が続いています。」
かっこいいなぁ。粉屋さんってば労働組合とかの実際の活動は知らない人なんですが、こんな感じなんですかね、民間でも?のっけから現行与党がどうだこうだいうのが労働組合なんでしょうか?労働組合、それも退職者の組合なら退職者の生活を守ること、例えば年金の額とか政治的な話を持ってくるにせよ、大阪市役所になると思うんですがのっけが国政マターですからね。
続いてダーッとこれを読んでいくと
「このような情勢の中、市職退は以下課題を基本とし、自治退・地公退・退職者連合に結集して」
なに?自治退・地公退・退職者連合って。知らない世界の知らない言葉、特に略語とかワクワクしますよね。憲法改悪するな、安倍政治を終わらせる、地球環境を守る!?、脱原発、そして大阪都構想へ。なんだこの流れはw とりあえず、「大阪市廃止・分割」否決をめざしてるそうです。橋下前大阪市長に組合事務所の市庁舎からの退去、組合費チェックオフ条例の廃止など組合つぶしの不当労働行為や、「業務命令」によるアンケート調査など基本的人権を侵害する行為を繰り返してきたぞーとか書いておられます、はい。で、最後に
「現役組合の弱体化は、退職者会の組織に大きく影響します。
不当労働行為を許さず、現退一致で取り組みを強めます。」
「現退一致」凄いワードだ。現役の労働組合が弱体化したら困るのね。まして、都構想により大阪市廃止となれば、本体の労働組合が潰れるし。そら反対するわね。
で、第2号議案が2019年度の一般会計予算です。
収入を見ると総額が2018年度が4156万円。2019年度が3821万円也と。助成金見ると市職助成金で「大阪市職員労働組合」からの助成金1400万円+100万円+350万円=1850万円。ほかに自治労、全労災などから650万円。併せて2500万円ですか。会費収入他が500万円くらいだから大阪市職員労働組合からの助成金がなければ、この大阪市職員退職者会は立ちいかないという事ですね。そら必死に反対活動しますわな。
上のリンクは大阪市職員のOB団体が大阪市とどういう形で関係していたかをまとめた大阪市の資料の一つです。この中で大阪市職員退職者会も(3)に出てきます。この資料の中で大阪市職員労働組合からの助成金は平成16年度で2230万円になっていますので現状は負担が増えてるってことなのかな。この資料にある「保険取扱手数料550万円」にあたる収入が見えないんだけど。助成金という形で化けてるわけではないと思いますが。しかし他のもひどいね。どんだけ飴を撒いてたのよ。これらのことは過去のものだけど、全部が全部、終わったわけじゃないからね。
ちょっと古い絵だけど、大阪市の労働組合関連の組織図です。これらの組合全部に退職者の同じような会もあるわけで。大阪府下最大の労働組合のこれらが住民投票可決されればこれらの組合は全部、作り直しになるでしょう。だから某政党とかはまた浸透し直さないといけない。そら大変だわな。上部組織も死活問題になる。だから反対するんです。結局、これらの組合と先ほど収入で助成していた各種共済組合とかそういうお金の流れを全部、組み直してやり直しになりますからね。組織立て直しは不可能なレベルでしょう。彼らは「大阪市に戻せない」と言ってますが、本当はこれらの労働組合のシステムを特別区移行後に同じものを維持することはできない=元に戻せない、っていうことです。この一点だけでも大阪市民は特別区を選択するべきです。どれだけこれらのシステムが税金を吸い上げてきたか。そのシステムを根本から壊すチャンスが今回の住民投票なんです。絶対に賛成を入れてください。こんなチャンスは今後はもうありません。
以上でこの稿を終わります。
参考資料:
「政令市・大阪市の未来を考えよう」対策本部・特設ページ(2020年8月28日)
このページ見たいなぁw
市職の旧サイト 色々おもろいです。
こんな時代に戻したらダメだよ、ほんまに
大阪の改革について | 上山信一 必見です。