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粉屋の大阪to考想

大阪都構想否決を受けて、その辺をだらだらと書いてみます。大阪の政治状況も併せて書いていきたいですね。Twitter: KONAYA @PAN_KOYA

日本維新の会:目指せ法案100本提出 その7 文通費使途公開・日割支給法案【国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の改正】

維新100本法案

o-ishin.jp

 日本維新の会が秋の臨時国会で100本の法案を提出します。これらの疑問に思った事やこれはいい、と思う点を書いていきます。基本的に維新の資料を見ただけで書くので、勘違いもあろうかと思います。その点、ご指摘頂ければ幸いです。 

 

第7回目は文通費使途公開・日割支給法案です。国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の改正になります。橋下さんがよくいっている国会議員が毎月、領収書の要らない100万円を支給されている文書通信交通滞在費の使途公開の法案ですね。これは民進も提案をするそうです。いつするんでしょうね?w

 

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 まあ、単純な話で文書通信交通滞在費の報告・公開を義務付ける規定がない。それを国会議員は議長に報告する。そして議長はそれを公開しなければならない。という事ですね。維新は現在、文書通信交通滞在費に関しては日本維新の会HPで公開をしています。

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 民進党に行った結系も維新の党にいた時はしてましたけど、民進に行ってからはしてませんね。すればいいのに。なんか橋下×羽鳥で、民進党の議員は所属する政治団体に文書通信交通滞在費相当(100万円になるのかな)を寄付して、政治団体の使途として公開はしているとか言ってたけどホンマかいな?いつからしてるとかは言ってなかったけど。まあ仮にしているとしても、それってチャンポンにしているという事で意味ないんですよね。文書通信交通滞在費の100万円だけを入れる政治団体を別口で作ってるならともかく。文書通信交通滞在費の100万円を寄付しても、例えばその政治団体から議員個人に100万円を寄付すれば意味ないわけですし。使途の不透明さの解決にはなってないんですよね、それは。

 これは是非、成立をして欲しい法案ですね。是非、記名投票で投票をして欲しいものです。誰が反対をしたのかは知りたいところです。真面目な話。

 

 この文書・文通費使途は国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の第9条で定まっています。

 

第九条  各議院の議長、副議長及び議員は、公の書類を発送し及び公の性質を有する通信をなす等のため、文書通信交通滞在費として月額百万円を受ける。
2  前項の文書通信交通滞在費については、その支給を受ける金額を標準として、租税その他の公課を課することができない

 

 ノンタックス100万円! いいですなぁ。ということでこのお金、確定申告もしなくていいってことです。本当に国会議員のお小遣いですね。

ポンとくれたぜ、100万円。

ってとこです。

 

 平成20年に鈴木宗雄議員が「国会議員に渡される文書通信交通滞在費のあり方に関する質問主意書」を出しています。これの気になったところを抜粋します。

色分け:質問主意書の質問政府答申

国会議員に渡される文書通信交通滞在費のあり方に関する質問主意書

二 政党交付金は使途を報告する義務が課される一方で、「文通費」にはその使途を報告する義務は課されていないが、その理由を政府、内閣は承知しているか。

 

法において文書通信交通滞在費について使途を報告する義務が課されていない理由については、承知していない。

 

え。政府が承知をしてないってどういう事・・・。

 

昭和51年に「議員文書通信交通費の月額三十五万円を五十五万円

昭和53年に「議員文書通信交通費の月額五十五万円を六十五万円

昭和63年に「議員文書通信交通費を月額六十五万円から七十五万円に増額

平成5年に「文書通信交通費を文書通信交通滞在費に改め、これを月額七十五万円から百万円に増額

 

さかのぼって議事録も見てみたんですけど、議院運営委員会と本会議しか引っ掛からない。あんまり議論をしている形跡がないんですよね。議員さんは議員さんに甘いなぁ。まあ議論は見えないとこでやってるんでしょうけど。

 

三 「文通費」の予算額及び予算項目、そしてその積算根拠を明らかにされたい。

文書通信交通滞在費の平成二十年度予算額及び予算項目は、国会所管のうち(組織)衆議院(項)衆議院(目)議員文書通信交通滞在費が五十七億六千万円であり、(組織)参議院(項)参議院(目)議員文書通信交通滞在費が二十九億四百万円である。これらのいずれについても、法第九条に規定されている月額百万円に十二箇月を乗じ、更に各議院の議員定数を乗じて得た額を計上している。

 

 平成20年のものですが、衆議院で57億、参議院で29億ですか。結構な額ですね。政党助成金の総額が320億円ですから、26%位に当たるのかな。国民一人当たり67円か。個人的にはこの文通費は政党助成金に含んで、政党助成金自体も拡充をしていいんじゃないかとも思います。私は歳費や諸々の出費は全部、政党助成金に含めて、議員歳費等は底から出すようにしたらいいんじゃないかと思っています。但し完全な透明化は必要ですけど。

 

四 「文通費」は、一の使用目的に沿って活用されていると政府、内閣は認識しているか。

五 渡しきりで使途の報告も義務付けられていない「文通費」は、国民の視点からすれば国会議員の特権と映ると考えるが、政府、内閣はどう考えるか。

六 (略)

文書通信交通滞在費は、法の規定に基づき予算計上しているものであり、その具体的な使途については承知していないが、各議員において制度趣旨を踏まえた使途に用いられているものと考えている。文書通信交通滞在費の取扱いについては、国会において御議論いただくべき問題であると考えている。

 

 国会で議論をしてねと。あんまり議論されてないですね。文通費使途については、議員さんはまじめに議論をして欲しいです。ただ議事録を読んでいると実際の手取りでいくと大して残らない、文通費が頼りみたいなのも過去にありました。実際のところの国会議員さんの手取りについて、公開してみるのも面白いのかもしれません。維新の議員さん、やってみてくれんかなぁ。

 

 <おまけ 10/20追加>

衆議院改革に関する調査会の答申

調査会においては、綿貫議長から諮問された [1]政治倫理に関する事項 [2]国政審議の在り方に関する事項 [3]議員の諸経費に関する事項について、それぞれ部会を設け、延べ32回にわたる精力的な調査・討議を行った。また、定期的に調査会総会を開催し、3部会の討議におけるテーマについて委員全体で討議を行った。

さらに、これらの討議を踏まえ、答申案起草委員会を2回開催した後、11月19日の第6回調査会総会において答申案を決定し、同日、瀬島会長から綿貫衆議院議長に『衆議院改革に関する調査会答申』が手交された。(同調査会答申は参考2)

なお、調査会答申については、同月22日の議会制度協議会において、綿貫衆議院議長から報告がなされた。

 

(一) 議員の歳費に日割り支給を導入する

議員の歳費については、任期開始時及び終了時に一ヶ月のうち数日しか在職していないにも拘わらずその月分全額支給されることは国民感情から理解されるものではない。これらの場合の歳費は日割りで支給すべきである。

収監中又は登院停止の議員に歳費を支給することは国民感情に反する。議員の身分の保障の問題もあろうが、議員としての職責を果たし得ない以上、供託等何らかの方策を講ずるべきである。

 

(三) 立法事務費及び文書通信交通滞在費の使途を明らかにする

立法事務費については、政党交付金の制度ができたのだから、現行の会派支給を止め、これを議員に支給し、議員の立法活動の使用に供するべきである。

立法事務費及び文書通信交通滞在費は実費弁償的なものであり、議員活動に必要不可欠であるものの、領収書等を付した使途の報告書の提出を義務付け、報告書を閲覧に供するべきである。

 

衆議院会議録情報 第189回国会 予算委員会 第11号

 ○江田(憲)委員 
 最後、この問題についてお聞きしますけれども、総理、総理だけでも公開されませんか。公開するのは自由ですから。どうですか、閣僚の皆さん。国民に申しわけないと思う気持ちが少しでもあれば、ほかのところでやるのはいろいろ各党各会派議論があるだろうから、私だけは率先して(文通費使途を)公開しますと言っていただけませんでしょうか、総理。お願いします。
安倍内閣総理大臣 これは個々の議員がそうしたことを決めていくということよりも、新たなルールとして考えていくということであるのならば、各党各会派で議論していくことは当然のことではないか、このように思っております。

(略)
○江田(憲)委員 ちょっと情けなくて言葉が出ませんので、もうこの問題は終わります。
 これは、国民の皆さん、ぜひ御判断ください。この程度のことができないような国会議員が改革を語るな、偉そうなことを言うな、こういうことだと思いますよ。いつでも君子豹変できますから、ぜひ、きょうお帰りになって沈思黙考されて、豹変されることを望みます。

 

 

江田さんも公開したらええのに。というか見事に「豹変」されましたなw