粉屋の大阪to考想

大阪都構想否決を受けて、その辺をだらだらと書いてみます。大阪の政治状況も併せて書いていきたいですね。Twitter: KONAYA @PAN_KOYA

妊婦検診にみる維新以前の政令市大阪市の豊かな財源と強い権限を活かした住民サービスの一例

 さて、今回は妊婦検診という制度を通して、橋下さんが大阪市長になる以前の大阪市、平松市政以前の時代の大阪市でどう運用されていたのかを見てみたいと思います。

 

都構想反対派の言い分に次のものがあります。

 

大阪市の豊かな財源と強い権限を活かした住民サービスは

 特別区になると低下する」

 

 私は特別区になっても、現在の住民サービスが特別区になって低下するとは考えていません。しかしそこはそれ、反対派の方々も言い分のあるところでしょう。まあ未来のことですしね?一定の数字のある資料があれば未来予測は可能ですが、それを良しとしない皆さんはおられます。そこで今回は過去の大阪市、確定された過去の政令大阪市の豊かな財源と強い権限に裏打ちされた住民サービスの充実ぶり?を妊婦検診から見ます。

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8月14日の「竹山修身前市長の選挙資金問題等調査特別委員会」に行ってきました

8月14日の「竹山修身前市長の選挙資金問題等調査特別委員会」に行ってきました。

 

ここまでの委員会の流れとかは全く見ずに行ってきたので適当な感想になります。

 

 感想としてはですね、維新は頑張ってるのはわかるんですが、この流れはダメなんじゃないかなと。最終的な解決への道はないんではないかと思います。竹山さん、百条委員会に来ないや、どうしよう?で終わりそうな気がします。

 今日の流れとしては前回で各会派が出した百条委員会での質問の取りまとめというか整理の確認ということになります。整理された質問事項に関しては異議なしで各会派は了解で、百条委員会にまず竹山を呼ぶべきという維新以外の各会派と出納責任者を呼ぶべきという維新に分かれてどうすんねんで次回に持越しで終わりました。で、委員会前の議運に当たる委員間協議?の場で話し合われて、また次回の委員会でその辺が決まる流れなのかな。年内に竹山さん呼べるんですかね?この流れ。今日の委員会でも竹山さんが実際に来るのか来ないのかとか、出納責任者を呼んでも来ないだろうとかあったんですけども。そら、来る来ないはあるだろうけど、どちらの場合でも対応できるようにするのが君らの仕事やろ、というだけなんですけどね、ほんまに。

 

各会派の感想としては以下。

長谷川:自分の竹山さんへの質問が抽象的なことを認める。とりあえず、竹山さんに書面で質問出して返事みないか?とか出納責任者を呼ぶ必要はないという立ち位置。

ソレイユ堺(堺創志会とか言ってる民主系)&自民&共産:竹山さんを百条に呼んだらええよ。その後なら出納責任者、呼んでもええんちゃうか
公明:竹山さんの選挙費用収支報告書には穴があるんやからまず、そこをつくべきなので竹山さんをまず呼びましょ。なんなら一緒に出納責任者を呼んで百条員会やってもええよ。百条委員会は選挙費用に限ったことをやるんだからその出納責任者は呼んでもええやろね。
維新:会計の責任は一義的に出納責任者にあるんだから、まず出納責任者を呼んで質問を行い、各収支報告書を穴の無い完全な状態にするべき。それから竹山さんを呼んで、全体の質問をするべき。あとソレイユと自民は議員総会中止にした理由で竹山さんになんも聞くことないわで中止にしたのに、百条で竹山さんに何を質問するねん?あれからなんも新しい事実は一つも出てきてないのにどういうことや?なんぞ言うことあるんなら言うてみ

 

 というのが各会派の立ち位置。まあこんな感じです。

 

 纏めると維新以外は、竹山さんを呼ぶだけ呼んであかんかったら知らんわというとこですね。公明は一見、筋の通った感じの事を言ってますが、彼らをはじめ、各会派の統一見解として、竹山さんの選挙費用に限った点の追及だけをして、それで幕引きをしたいというのが見え見えです。竹山さんの政治資金全体での追及は堺市の管轄である堺市長選挙だけです。なので堺市議会の及ぶところは堺市長選挙の費用だけなので、その時の選挙費用だけ追求しましょ、それで終わりにしようね、ってとこです。それも竹山さんが来なければそこで終わりですし。維新も質問事項を細かく並べてきてるし、今日の委員会での伊豆丸さんのロジックや他会派への追及、水ノ上さんのまとめとかも良かったんです。水ノ上さんは主に公明に対してですが、この場は選挙資金問題「等」調査の特別委員会というのを強調されていたのはとても良かったと思います。維新だけが、百条委員会で選挙費用を皮切りに竹山さんの政治資金の全貌を明らかにするというスタンスです。他の会派は選挙費用に関することだけやって終わりにしたいってとこですからね。そこは高く評価します。でも現在の進め方と方向性だと、竹山さんは来ないし、来ても一回だけで「よし、俺達仕事した」で他の会派は切り上げるでしょう。委員会の進め方も 公開の委員会で問題出し→秘密会である委員間協議の場で話し合い→公開の委員会でその確認。問題出し→ループ
だと終わらないように思います。〇月〇日に竹山(ないし出納責任者)呼ぶ。で日程ありきで話を進めないとなんも決まらない。というか何を質問するかが今日で決まったんだから、あとは誰を呼んでいつやるかだけです。本来、今日の委員会で全部その辺は決めれる話だと思うんですけどね。全会一致が原則とかあるのかもしれませんけど。年内に百条委員会で竹山さんを呼べるのかしらん?

 

 個人的に思ったのは以下。
 
 1、最終的な百条委員会が目指すところの意見の統一
   例えば、完全に矛盾の無い形での竹山さんの政治金収支報告書を完成させることを目標とする。竹山さんの政治資金規正法違反などでの告発。とかの委員会全体の統一目標の設定。今日、聞いてる範囲だと百条委員会で竹山さんを呼ぶのが目的のように見えるので。
 2、長谷川からの提案で、今日の委員会での各会派の質問事項を竹山さんに書面で出す(法的な強制力はない)というのがありました。でもそれ以前に竹山さんが政治資金収支報告書の訂正を大阪府に提出する意思が有るのか無いのかを堺市議会として、確認するべきだと思うんですよね。現状、議員総会などに提出された「架空」でかつ穴だらけの政治資金収支報告書の訂正したものはありますが、公的には何もないんですから。大阪府に訂正された政治資金収支報告書が竹山さんから提出されて初めて公的に意味が出来ます。だから今日の委員会でも正しい政治資金収支報告書の話が出てましたが、会計の穴の無い矛盾の無い政治資金収支報告書がまずないと議論が何もできないんですよね。だから堺市議会として、現時点で竹山さんが政治資金収支報告書の提出をするのかしないのか。するのであればそれはいつなのか?を聞いて確認しておくべきだと思います。提出する意思がないのであれば、堺市議会は百条委員会を飛ばして告発すればいいだけです。あるのであればそれがいつなのかを確認して公開することは公に意味がありますし、竹山さんの現時点の考えがそれでわかります。無回答であればそれはそれで一つの返事です。
 3、堺市議会だけではなく、大阪府議会でも竹山さんの政治資金について百条委員会を開けないか?
 政治資金収支報告書大阪府の管轄だから、府議会で百条委員会を開けると思うんですよね。法的にどうかはわかりませんけども。堺市長である竹山さんが政治資金収支報告書の訂正を堺市議会の議員総会に資料として提出して、それが未だに大阪府に提出されていないのは大問題です。修正額も2億を超えるもので、府議会としても看過できるものではないでしょう。という立ち位置でできんかな、とか思うんですけども。堺市議会は選挙費用、府議会は政治資金全般を的に両輪で解決に向かっていただけたらと思います。

 

まあ上の三つは素人考えですが、今回の一件は是非、全容解明してほしいんですよね。現時点で公的機関が動いてなさそうなのがなんともなので、堺市議会には頑張ってもらいたいのですけども。

 

蛇足:今回の委員会で堺市議会議員で傍聴に来てたのは維新の的場さんだけやったのがなぁ。まあ後で情報だけ入れればエエだけの話ではあるんですが。なんかなぁ、とかは思います。

維新堺の寄付金記載漏れの全貌が今ここに!

というわけで維新の堺の議員の寄付金記載漏れについて書いていきますよっと。

やる気が出ないというか腹立って仕方ねぇ。

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2019/3/6 朝日朝刊34面


日本維新の会堺市南区支部」は西林府会議員が代表ですね。

 

大阪府議会/西林 克敏(にしばやし かつとし)

会計責任者が的場堺市議会議員ですね。

南区 堺市議会

 

「西田ひろのぶ後援会」は美原区選出の西田堺市議会議員が代表ですね。

美原区 堺市議会

 

で、今回の話だ!

まず、今回の寄付の出所はどこかというと、

日本維新の会衆議院大阪府第17選挙区支部」の平成29年度政治資金収支報告書から以下になります。馬場衆議院議員のとこですな。

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この平成29年8月8日の「日本維新の会堺市南区支部」への100万円の寄付と平成29年9月30日の「西田ひろのぶ後援会」への寄付30万円が話になります。で、これらの寄付はそれぞれの政治資金収支報告書の平成29年度の収入に記載はありません。

 

「日本維新の会堺市南区支部」平成29年度政治資金収支報告書

 

「西田ひろのぶ後援会」平成29年度政治資金収支報告書

両方とも年間の収入が20万ないんだから、記載も当然ありませんわ。

 

今回の件だけど、竹山さんに要求していることは全て維新側で満たして資料を出してね。現金出納帳もそうだし、通帳もそう。これらの寄付がどこの帳簿に入ってて、今までどういう扱いだったか。それらのすべての経緯をつまびらかにすること。これらが最低限、信頼回復に必要なことです。本当に猛省を要求します。もう次の選挙まで堺選出の維新議員は給与全額返還でええと思うわ。偉そうなこと言って申し訳ないけど。なんていうかさ。マスコミってバランスとりに来るもんなんだから、竹山さんに行ったら、次は維新に来るに決まってるやん。なんでチェックしてないん・・・。

 

  というかな、NHK!

 お前、府内の全政治団体

  政治資金収支報告書

 調べたんちゃうんかあああああ!!

  もっかい調べ直せええええ!!

 

嘘です、ごめんなさい。NHKさん。

悪いのはアホの維新です。ほんまにすんません。

まあでも竹山さんの事は引き続き、書いていくよ。別件だからね。

竹山堺市長の政治資金収支報告書に計上されていないパーティの推定利益は6000万円!?

 さて今回は前回からの続き。

 竹山堺市長は2つの政治団体を持っています。一つは後援会組織である「竹山おさみ後援連合会」(以下連合会)。そして二つ目は政治資金団体の「21世紀フェニックス都市を創造する会」(以下21世紀)です。この二つの政治団体は竹山さんが堺市長選挙に出馬された平成21年(2009年)に設立され、現在に至っています。前回は平成24年から平成29年度までの6年間を対象に行っていましたが!今回は平成21年度から平成29年度までのコンプリート版です。そして今回見るのは竹山堺市長が行った数々の政治資金パーティです。9年を通しての政治資金パーティの収支合計はプラスマイナスで500万円の黒字になっています。たったの500万円?そんなわけはない。政治資金パーティは何をどういうおうが政治資金を集めるためのものです。利益がそんなわけがない。で、そこから私が推定する竹山堺市長の政治資金パーティ9年分の推定利益は

 

6000万円を超える

 

のではないかと私は推定しています。という事を今回は書いてみます。

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カンハレ竹山堺市長!ずさんな会計処理に負けない為の幾つかの私見


www3.nhk.or.jp

 

はい!今回は久々更新、竹山堺市長の後援会である「竹山おさみ後援連合会」の政治資金収支報告書のずさんな会計処理について書いてみたいと思います。概要は以下、引用すると(以下、太字は記事からの引用です)

 

後援会は、平成29年の市長選挙で医師などの6つの政治団体から陣中見舞いなどとして合わせて730万円の寄付金を受け取っていましたが、8割以上に当たる615万円を記載していませんでした。

さらに毎年1月に開いている政治資金パーティーの収入は、最近の数年間、全く同じ金額が続き、実際とは異なる記載を繰り返していました。

竹山市長は、取材に対し「寄付は選挙で資金管理を手伝ってくれた人から次女への引き継ぎが不十分で、記載が漏れた。パーティーの収入は『目の子算』のアバウトな数字で、正確な金額ではない」と説明し、内容がずさんだったことを認めました。

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特別区設置協議会の12回分のまとめと特別区設置住民投票への展望

この稿を都構想ウォーク主催者であるokidoki.kimi様と御子息様に捧げます。

 


今回は特別区設置協議会の12回分のまとめと今後の住民投票の展望について書いてみたいと思います。13~15回はまだ読んでない(18/9/30時点)のでその辺はどうかなぁとかは思いますが。

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大阪自民党の二枚舌 

 今回は大阪自民党大阪市議団と大阪府議団での特別区財源の説明に関してのおかしさについて書いてみたいと思います。まずは大阪市議団からいってみます。

 

JIMINSIMIN-26 | 自由民主党 大阪市会議員団

 上のは自由民主党の市政報告ビラなんですが、まあひどい内容です。どこの共産党やねんというか共産党でも書かんよなぁって感じです。地下鉄やら統合案件やら。まあその辺は別の機会に書くとして、今回書くのは次の部分です。

 

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