今回は2016年、夏の参議院選の各党のHPの評価とマニフェストの感想を書いてみたいと思います。第二回目で自民党になります。
② 自民党
2016年 参院選特設サイト|「この道を。力強く、前へ。」自由民主党
いやぁ、自民党さんは金を掛けてますわ。本当。量とサイト構成は横綱やね。参議院特設サイトの構成ですが大きく分けて四つ。
A.候補者情報・・・まあ普通に候補者の情報なんですが、演説会とかでも「役員から選ぶ」「地域から選ぶ」「日付から選ぶ」でソートできるっていいよね。見やすくかつ、わかりやすい。
B。18歳選挙・・・18歳までに選挙権が引き下げられたので、それ用のサイトですね。啓発漫画有り、アニメ有りで本当、金を掛けてますなぁ。
しかしこのアプリはどうかと思う。まあええけど。公明やら共産やらが砕けた感じでHPを作ってるのもこの辺の対策なんかなぁ。まあここ最近の流れでもあるんやけど。予算がようさんあるからついついやってまうんかな。
C、アベノグラフィックス
データで見る「アベノミクス」20の成果と目標
アベノミクスの成果を数字と絵で見せようという試みですね。まあわかりやすくはあります。維新もパクってほしいなぁ(臆面もなく)
維新にもこういう「20」はあるんですけどね。大阪維新の会のほうで、過去に作ったものを編集すればすぐ作れそうには思うんだけど。
D 参議院選挙公約2016
不謹慎を承知で書きますが、こういう絵を持ってこれるのは与党の強さだなぁ。
マニフェストの方ですが、一杯ある。「自民党政策BANK」と銘を打つのもわかりますね。大別して以下。
参議院選挙公約2016(PDF) 選挙公約の羅列
総合政策集2016 J-ファイル(PDF) 上の詳しいバージョン
各都道府県ごとにパンフを作れるのも組織力の賜物だねぇ。全ての県は網羅してませんが、内容もまあベタなものからそこそこ面白いものもあります。
しかしJ-ファイルを中心に読んだんですが、どうも目新しさがない。なんというか今までやってきた、今やっている政策を並べているだけという感じがします。勿論、これからの政策もあるんですけども。
こういうのがそうなんでしょうけど。維新ならこういうのを書いて、さらに次にどう繋げていくかをはっきり明示するんですよね。規制を緩和するならそれを一つでも書いてほしい。
安倍政権の次はこの財政構造改革が一番重要だと思うんですけど、具体的でない。「目指します」「進めます」「確立します」のはいいんだけど、それの指すものは抽象的です。
大阪に住んでる人間としては「各府省合計で約1千億のコストを削減」と言われても、「維新は大阪府市の役所だけで1000億以上削減したで?」ってなるんですよね。結局、今ある制度を如何に温存しつつ、削減するか?っていう姿勢なんですよ。例えば家計が赤字。その赤字を解消するために「今月は外食を控えよう」というようなことではなく、生活スタイルごと改善する方策が必要なんです。それが構造改革だから。節約は構造改革じゃないんですよ。そういうのが全然見えてこないんですよね、このマニフェスト。まさに三浦瑠璃さんが書かれてるように「蒟蒻寒天」。味もなければカロリーもない。そんな感じですね、自民の構造改革は。
憲法改正は最後にポンとあるだけです。民進・共産などが改憲でギャーギャー言ってますが、はっきり言ってこれを見て、安倍さんが改憲にやる気があるとは思えません。だってこれほぼコピペですよ。
私は安倍さんが衆参同時を諦めた時点で、改憲は諦めたのだと思います。現時点から改憲について纏めれる時間があるとは思えませんし、仮に発議に持って行っても国民投票で負けます。だって、選挙の明確な論点になっていない。憲法改正をするにしてもどうやるか?の提示もないわけですから。全面改正なのか個別に改正なのか。安倍さんが今、憲法改正について言っているのは「自民党の党是」。これぐらいですからね。こういう姿勢だと国民にも憲法改正の機運は無いでしょうから。だから逆にいうと民進などが言っている「1/3を取らせるな」っていうのは訴求力がないでしょうね。「は?」って感じでしょうから、国民にとっては。
まだ2013年の参議院選挙の方が強く訴えてるんですよね。2016年の改正についての書き振りは後退してるようにしか見えません。上のパンフレット部分に書かれてたことですけど、2016はパンフ部分からも改正は消えてますし。
私の自民党のマニフェストの感想は、「現状維持」。強くこれを感じました。安定政権になると自民はこれになっちゃうのかなぁ。正直、安倍さん個人に対する失望はありませんが、組織運営能力としては失望しています。消費税増税延期は評価をしていますが、あれで力を使いすぎたのかなぁ。選挙がやばくならない限り、自民は変われないかな。
以上でこの稿を終わります。