読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

粉屋の大阪to考想

大阪都構想否決を受けて、その辺をだらだらと書いてみます。大阪の政治状況も併せて書いていきたいですね。Twitter: KONAYA @PAN_KOYA

豊洲市場における土壌汚染対策等に関する専門家会議 リニューアル第1回 ~地下水管理システムは止まってる?~

小池都知事・豊洲新市場

 今回は、平成28年10月15日に改めて再招集された豊洲新市場の専門家会議の第1回について書きたいと思います。そこで話し合わられたことや、資料から私が気になった点を紹介したいと思います。

豊洲市場における土壌汚染対策等に関する専門家会議|東京都中央卸売市場

 

  今回の第1回は築地で開かれました。座長の平田さんとしては第1回の位置づけとしては築地の方との情報共有をまずしたうえで進めていきたいという事でした。なので内容としては、築地の方々に情報を共有する為に、これまでの経緯を改めて説明をするという形で前半は進みました。後半は豊洲新市場が問題になってから再調査をした地下水からの基準値オーバーや地下空間での大気調査で水銀が出たことについての説明などがありました。

  

 資料7[専門家会議が指示した調査結果]
資料7-1豊洲市場における水質調査結果等について(平成 28 年 9 月 24 日) 

 

f:id:pankoya:20161022162153p:plain

 問題発覚後に専門家会議の指示により行われた地下ピットの調査の纏めの資料です。9月24日時点ですので、以降に基準値以上のベンゼン・シアンが出る前の纏めになります。これを見ていて、面白かったのが1.で、まずOKと。2では地下ピットに溜まっていた水が地下ピット内にあるモニタリングポストの水とイオンの組成がほぼ同じ=同じ由来の水という事が確認された。よって地下ピットの溜まり水は地下水であるという事です。で、3ですが、おもろいですね。これは意訳すると「公明党が9/14に行った水質町の結果でシアンの検出は定量下限値だった=0とみなしていい」ということです。考え方として0.1は量ではなく、「0」を意味すると考えて構いません。要するに公明党さん、意味ないだろ、それ、ってことですね。それが5につながって、「今後、関係者の方々が独自に試料を採取することは控えて頂きたい。」ということです。「数字の読み方もわからんやつが、調査、調査で騒ぐな」ということですねw

 

 資料7-2 豊洲市場用地における第 8 回の地下水モニタリング結果について(平田座長から築地市場関係者へのコメント)(平成28年10月3日) (1009.1KB)

土壌汚染を浄化した場合、対策実施後に地下水中の汚染物質濃度が変動しながら低下していくことはよくある現象です。
そのため、土壌汚染対策法では、地下水中の濃度が低下して基準以下の状態で2年間安定するまで継続的に監視することになっており、途中で濃度が基準を超過した場合には基準以下の状態で、2年間安定するようになるか監視を継続することになっています。
現在は、土壌汚染対策後の地下水中の濃度の推移を確認している状況であり、一時的な上昇をもって判断するものではなく、今後の推移を見守るべきと考えております。
さらに豊洲新市場の地下水は、飲用に供することはなく、人体の健康に影響するものではありません。こうした地下水濃度の推移および今後の対応については、第 1 回専門家会議で審議することにしています。

 

 地下水から基準値以上が出てからの平田座長のコメントです。「一時的な上昇をもって判断するものではなく、今後の推移を見守るべき」ということですね。冷静な考えだと思います。平田座長の考えとしては、二年間のモニタリングは今回見つかった井戸に関しては0になったと言っています。少なくとも基準値以上が出た井戸に関しては今後、2年間の継続調査が必要という見解でした。だから「形質変更時要届出区域の解除」の為の2年間の水質検査は振出という事です。小池都知事が移転延期に2年間のモニタリングポストの完了を上げたのはやはり理由としては弱いと思います。移転は早くても来年早々になるわけですが、それまでに専門家会議や市場問題プロジェクトチーム、土壌汚染対策工事と地下水管理に関する協議会等から出される結論から、小池都知事判断をすることになると思います。しかし「形質変更時要届出区域の解除」は現時点から二年以上はかかります。基準値以上が出ましたから。どういう理由を付けて、移転を可とするのか正直、わかりません。安全に関して何を代わりの担保とするのか?ってとこですね。

 

www.sankei.com

www.sankei.com

 豊洲新市場で地下水から基準を超えるベンゼンヒ素が出たことと、地下空間での空気測定から水銀が検出をされたことについての報告が以下のものになります。 

www.youtube.com

(1:02:50~)

 資料7-3 豊洲市場における水質調査及び空気測定の結果について (1.1MB)

f:id:pankoya:20161022170920p:plain

 測定箇所としては各街区の建物下の地下空間では、それぞれ3カ所、計9カ所で測定した感じですね。

f:id:pankoya:20161022171041p:plain

 基準値以上が出たのは5・7街区です。測定は2回行っており、初回の9/29・30で5・7街区で出ました。2回目の測定では5街区のみですね。ただ数値は3つの街区でそれぞれに結構出ています。(資料の中に「臭気調査結果一覧」が有ります。これの中でアンモニアが基準値以上を出ていますが、これはコンクリから出るものだそうです。)

 

 専門家会議の見解としては、現時点ではわかないというものです。考えられる要因としては、建設時の施工過程で出た、もしくは地下水由来というものです。私は地下水に関しては水銀が検出されてないから、可能性としては排除していました。ただ、話を聞いていると仮に濃度が低くても長期間に渡れば可能性としてはあるというものでした。まあ確かに可能性としてはあると思います。それは検証をするという事なので、次回以降の課題となりました。私は施工過程で出たと思うんです。建材や工事の施工方法などで水銀を使うようなことがあったのか?という所が問題です。この辺もヒアリングして次回以降の課題となっています。また管理棟などからも若干の検出があります。管理棟の地下はドライ(空調管理をしている)そうですが、それでも出ているという事なのでやはり私は施工過程が原因かと思っています。平田座長が「一度、管理棟の地下空間の空気を入れ替えて、計測をしてみるのも一つの方法」と言っていました。これで再計測をされると水銀は地下空間の建物由来になると思われます。

 この水銀の話で東京都の職員がちょっと言ってることで気になった点があります。(先の動画1:13:40~)<以下10/25修正>この職員さんは、地下水の水位が高いので、地下水管理システムを動かしたいっていってるんですよね。(10/15)時点では、地下水管理は動かしてなかったようですね。1試運転をしているという話は聞いていましたし、それで地下水位は下がっていましたから。しかし現時点(10/22)でも水位がちょっと上がってるとか話題になっています。それで10/15時点でも「水位を下げろ」と何のかんの言われてたのかな。それで地下水管理システムを起動させて、地下水水位を下げたいということなのでしょうね。まあ平田座長にダメって言われてましたけど。ダメな理由としては、地下水管理システムを稼働させて、地下水位を下げてしまうと、水銀の問題で誤解が出かねないというものでした。これで地下水位を下げて水銀濃度が下がると、地下水由来と言われかねないということです。なので、水銀の問題が解決しない限り、現状維持が望ましいということでした。正論ですね。地下水管理システムをどうしても動かさない理由はあるのか?という平田座長の質問に職員は「用意します」みたいな回答をしてましたけど^^; 専門家会議の方から地下水管理の停止を言われたんでしょうけどね。理由位は用意しておきなよ、職員さん。

 

 

 

 先に書いた分を全面修正します。柳ケ瀬都議に情報をいただきました。

 東京都職員が言っているのは、5・6・7街区の地下ピットの水を強制排水をしたいというお願いでした。地下水管理システムで排水するのではなく、ポンプの特設をして、強制的に地下ピットの溜まり水を排水をするという事ですね。それをさせてくれというお願いだったという事です。よくよく、動画を確認してれば防げていました。誤情報を書き、申し訳ありません。

 しかし、視察前も強制排水をやってたのか。なんとも・・・。

 <ここまで>

 

 今後もこの専門家会議は公開をされていくようなので、今後も注目をしていきたいと思います。

 

<資料>

豊洲市場における土壌汚染対策等に関する専門家会議|東京都中央卸売市場

 

www.youtube.com

 

第1回の専門家会議の資料と動画になります。

 

<以下10/25追記>

agora-web.jp

  維新の柳ケ瀬都議が地下水管理でブログを書かれています。内容は杞憂でしょって感じです。揚水の容量足りないのならポンプを足せばいいし、地下水が抜けない場所があるなら井戸を掘ればいいだけです。問題は全面的に地下水が抜けるかどうかでそれはできてるんだから、後は機能面の問題だからです。

f:id:pankoya:20161025222116p:plain

f:id:pankoya:20161025222130p:plain

上のは地下水管理での放流量らしいんですが、15日以降も放流をしてますね。さて?地下水管理システムがこれは動いてるのか、それとも地下水管理システムで建物下に関する井戸以外の揚水井戸を選択をして揚水しているのか。もしくは現状の水位を維持できるだけの地下水を揚水しているのか。よくわかりませんね。しかしこれ、逆にいうと東京都は専門家会議から地下水管理システムを止めろと言われて、止めずにいる可能性もあるんだよなぁ。だから専門家会議で再稼働をお願いしたのかな?その可能性もありますなぁ。